さてさて、先日ついにSampleTank3のダウンロード版が発売されました。
(パッケージ版は9月頃発売)

2→3で実に11年ぶりのアップデートで、個人的にもう出ないんじゃないのか、とも思っていました。まずは出てくれて良かった。
ざっくり使用した感想として、音はなかなか粒揃いでまとまっており、ジャンルも多岐にわたり備えてます。
これ1本で1つのジャンルをとことん突き詰めるには厳しいと思いますが、色々なジャンルのサウンドを作る方なら十分に使える音になっています。
SampleTank3になったことでエフェクト面もかなり強化されているので、SampleTank3内だけでもかなり質の高い音を作り出すことが出来ます。(1音色に最大30個のエフェクトを掛ける事が出来ます。)
ユーザーインターフェースも見やすく、エディット画面もとても使いやすい。
この辺はKONTAKT等ももう少し見習って欲しいところ。
あと、音色の読み込みもそこそこ早いです。体感でSampleTank2よりも早くなっていると感じました。
EastWest社のPlayエンジンでロードが長くてイライラしている人はきっと幸せになれます。
同じ価格帯にHALion5がありますが、プリセット音色だとSampleTank3の方が使いやすい音が多い印象を受けました。
マルチに使うならSampleTank3、シンセも弄ってみたいという方はHALion5という感じかな。
大事な大事な値段に関して、
2014/7/28現在のパッケージ版だと¥43,000辺りが平均になっていますが、うーん、これはちょっと高い。
Komplete9がほぼ同価格で買えちゃうのを考えると、理想は1万円、せめて5千円は下げて欲しかった。
ここ数年DTM・DAW系製品の値段が全体的に下がってきている中、この価格は10年前と大して変わっていない。そこだけが残念です。
値段にさえ目をつぶれば、とてもまとまりがあって使いやすい製品です。
クロスグレードやアップグレードが出来る人は買うと幸せになれると思います。